本部
私がワインエキスパート試験に挑戦しようと決めたのは、2007年3月のことでした。1年通ったワインスクールで仲間もできて、4月から「ソムリエ試験対策コース」に行こうと誘われたのがきっかけでした。でも、試験は難しいと聞いていたし、仕事と主婦業の合間に勉強なんてできるのかと悩んでいたところ、主人が「せっかく1年勉強したなら形に残したらどうか」と試験を受けることを薦めてくれました。大きな味方をつけて、これも経験だと思い、挑戦することに決めました。
いざ勉強を始めてみると、学生時代の受験勉強とは違って好きなことなので、とても楽しかったです。語呂合わせでフランスワインの格付けを覚えたり、ブラインドテイスティングをしたり、勉強しながら好きなワインが飲める・・とても充実していました。でも、やはりスランプはやってきました。5月になり、ドイツの授業がはじまった辺りから、せっかく馴染んだフランス語から訳のわからないドイツ語になり、なかなか覚えられない上に、フランスのことをどんどん忘れている自分に気付き、「こんなことでは落ちてしまう」と不安になり、とても焦りました。それと同時にブラインドテイスティングも、思うように当たらなくなり、余計にやる気がなくなってしまいました。
それでも、スクールの授業は毎週決まってやってきて、グズグズしている暇もなくイタリア、ニューワールドへと進んでいきました。毎回ショートテストがあり、返却の時に順位が書いてありました。なんとなくその順位が気になり、みんながんばっているんだ・・と思うと、少しずつやる気が沸いてきました。
とりあえず、目の前の課題を追いかけていたら、あっという間に世界一周勉強していました。一番苦労したのは、勉強する時間がない、ということでした。一日2時間がなかなか取れず、朝5時に起きたり、通勤電車で効率よく勉強するために、教本を小さくコピーしたり、単語帳をたくさん作ったりしました。勝負は1週間前、と聞いていたので、夏休みはどこにも行かずにひたすら勉強していました。これは、精神的にもけっこう辛かったです。もう後には引けない、という思いだけでした。一発で受かりたい、受かってお祝いでおいしいワインが飲みたい、そんなことばかり考えて勉強していました。
とうとう試験当日、お守りを片手に落ち着いてできました。無事に一次通過。そのままの勢いで二次試験も無事に通過し、念願のワインエキスパート資格を取得することができました。
本当にうれしかったです。家事をそっちのけで勉強させてくれた主人に感謝の気持ちが沸いてきました。最後までがんばれたことが自信にもつながり、私には宝物のような資格になりました。ワインの勉強をしてから、もやもやしていたワインの世界が、すっきり澄んでみえるような感じがします。これからのワインライフが楽しみです。
届いた認定バッチをみてびっくり。
「No.5555」という気持ちのよいゾロ目で、
がんばったご褒美のような番号でした。
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