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No.26 ソムリエ(2008年合格)―野﨑 悟

No.26 ソムリエ(2008年合格)―野﨑 悟

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《受験勉強体験談》

私は、小さなフランス料理店で普段は一人で接客業務を行っております。
この仕事に就いて10年近くになりますが、「今のままでいいのか?」「自信を持って接客できているだろうか?」などという仕事に対する葛藤のようなものが出てくるようになっていました。
「もう一つ上のレベルで、プロフェッショナルとしてのサービスを!」という思いから以前から憧れでもあったソムリエ試験を受験するきっかけとなりました。


本格的に勉強を始めたのは2月頃でしたので、ソムリエ協会からの教本が届く5月頃までは市販の教本で勉強を始めました。
ワインに関する知識は仕事で扱っている一部のワインのことしか知らなかったため各地域ごとに細かく定められている法律にかなり驚かされました。
その教本ではとにかく基礎知識だけは叩き込んでおこうとブドウ品種、ワイン産地などの基本的なことを白地図やノートに書き込んで覚える様にしました。
世界中のワインのある程度の知識が身に付いた頃に願書提出等を経てソムリエ協会からの教本が届き、試験範囲の発表などがあり8月の一次試験に対する気持ちが一層高まるようになりました。
基本的な勉強方法としては、とにかく暗記することが重要だったので教本に書いてあることをノートに写す作業をしました。ノートにほぼ丸写しするのですがそうすることによって、(これは私個人的な意見ですが・・・)練習問題や過去問題を解くときに「あのあたりに書いてあったなぁ。」と、思い出すことが出来たのです。実際に試験でも効果はありました。一つの地域が終わると市販のドリルと、過去の試験問題を解いて復習するという作業を繰り返しました。
試験範囲が発表される前に下準備が出来ていたので試験範囲発表後はかなり的を絞って勉強することができました。今考えるとこのことが合格の一番の決め手になったのではないかと思います。


実際の試験は当日の講習会の内容もかなり含まれていたので冷静に試験に臨めたと思います。ただ、自己採点ではぎりぎりのラインでしたので一次試験の合格通知が来るまでは落ち着いて過ごせませんでした。
二次試験の対策としては口頭試問に関しては苦手としていたイタリアワインの勉強に重点を置き、テイスティング試験対策は時間が限られていたのもありフランスの重要品種に絞って特徴を覚えました。実際、運が良かったのかフランスの重要品種であるソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワール、セミヨン(一つはオーストラリアワインでしたが)が出題されたので自信を持って答えることができました。もう一つ出題されたシェリーもベネンシアドール資格を持つ友人に鍛えてもらっていたので今年の試験を受験できたことは本当に運が良かったと思います。
実技試験は気取らずに普段通りのサービスを見せよう、冷静でいようと心掛けていました。ただ、あの試験会場の独特な雰囲気に押し潰されそうにもなりました。あまりの緊張からか、正直、今でも実技試験のことはあまり覚えていません。


二次試験から二週間後、合格通知が届きました。このときようやく半年間の緊張から開放されました。あのときの喜びは一生忘れられないと思います。そしてバッジを手にしたときに「これがゴールじゃない、これからどれだけお客様と素敵な時間が過ごせるかだ。」と、新たな期待が生まれました。
合格してしばらく経ちましたが今まで自信がもてず口籠もっていたことも堂々と自信を持って言えるようになってきました。まだまだ未熟なソムリエですが少しずつ精進してお客様にワインの楽しさを伝えていければいいなと思っております。

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