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No.35 ワインエキスパート(2009年合格)―八塩 淳加
「おいしく、楽しく食べること」
これはイタリアでホームステイした時に学んだことです。体に良いものをおいしく、そして家族や友人と楽しく食事をすることが生きていく上で不可欠だということです。食事中にステイ先の家族が、踊ろう!と立ちあがり、食事を中断。かかっていた音楽に合わせて踊ったり、バールで見知らぬ人とスポーツの話に盛り上がったり・・・そんなこともありました。思い返すと、楽しい場には必ずワインがありました。ワインが人を引き寄せ、人を朗らかにし、食事をおいしくするのでしょう。
帰国後はワイン好きということで、レストランに行くと同席者からお勧めのワインを聞かれることが多くなりました。そこで、一般的な知識を身につけ、資格を取得しようと思い、受験を決めました。ただ今年受験しようと決めて、アカデミー・デュ・ヴァンの受験対策講座を申し込んだのは6月。この時すでに、一次試験まで約3ヶ月でした。
まず、教本を見ながら、過去5年間の過去問題を解いて傾向を知ることから始めました。正解に限らず、選択肢にあげられたシャトーや村名などを教本にマークしていきました。2008年に出題されたものであれば、余白に2008と記入していくのです。これまでスクールで勉強したことがなかった私にとっては、どれも難問で、非常に時間がかかりました。
ひととおり終えると…
1.毎年出題されるもの
2.数年おきに出題されるもの
3.過去出題されていないもの
3つのグループに分けることができました。それをふまえ、通勤電車の中で教本を繰り返し読み、頭の中に叩き込みました。学校の授業は復習のつもりで臨み、疑問点があれば、その都度、先生に質問していました。なかなか頭に入らないものは、何度も書き、言葉に出して覚えました。
暗記よりもさらに大変だったのは、テイスティングです。
多くの受験対策講座の受講生はすでに基礎を学習しており、どのようなワインなのか、外観、香り、味わいを説明することができていて、あとは品種を当てられるようになるだけ。一方、私はどのように答えればよいのかもさえも分かりませんでした。戸惑っている私を見て、先生が「まず赤系果実、黒系果実のどちらだと思いますか?」とヘルプしてくださったのですが、その答えも間違える始末。品種を当てられるまでには程遠かったのです。その都度、覚えていくしかありませんでした。
模擬試験も合格点には達していませんでしたが、最後まであきらめずに頑張った結果、なんとか合格することができました。
2次試験の直前には対策講座を複数受講していたので、1日に20種類ほどテイスティングしたこともありました。ワイン好きとはいえ、さすがに疲れましたが、今となっては良い思い出です。
資格を取得してから…
資格を取得してからよりワインの奥深さを感じています。これまであまり気にとめていなかった国にも興味を持ちました。ワインショップやレストランで見慣れない品種を見つけたとき、村名や銘柄を忘れたときは、帰宅後必ず教本でチェックしています。試験が終わっても、毎日が新しい発見であり、復習なのです。
おいしく、楽しく食べることを実践するためにも、今後もワインを楽しみたいと思っています。
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