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No.36 ワインエキスパート(2009年合格)―井上 峰夫

No.36 ワインエキスパート(2009年合格)―井上 峰夫

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元来のお酒好きである私がワインに興味を持つようになってから随分の月日が経ちました。

白ワインのすっきりとした味わいが気に入って、赤ワインの渋みに馴染めなかった私でしたが、何度も飲んでいるうちに赤ワインの味も忘れられなくなっていきました。

そんな事を繰り返しているうちにしだいにワインの味の奥深さの違いが多少は分かるようになり、ますますワインに魅力を感じていきました。

 

元々がイタリア、フランス料理に目がない私でしたので、それらの料理とワインを一緒に楽しむ事は自分にとって珠玉の楽しみだったのですが、いざレストランに行ってワインリストを眺めても、すべてのワインリストを理解するにはほど遠いレベルの知識しか持ち合わせていない自分に対して、情けない思いをいつも感じておりました。

 

レストランなどの多岐に亘るワインリストの中身が理解できるようになったらどんなに楽しいだろう、また、自分のリクエストしたい料理に合うワインをチョイスする事が出来たらどんなに感動できるだろう、などの思いが日増しに強くなっていきました。

 

そんな時に、日本ソムリエ協会が実施する呼称資格認定試験制度が目に留まり、ぜひチャレンジしてみたいとの思いが強くなっていきました。

 

色々と調べていくうちに、試験の内容はなまじの知識や勉強量ではとても通用するものでない事もおぼろげではありますが感じるようになり、或るワインスクールが開催している集中講座に入校し、6ヶ月あまりのハードな受験勉強の日々を送る事となりました。

 

ものの本を読んだ時に1年間くらいの勉強期間が必要との記述があり、講座の6ヶ月ほど 前から自分なりに独学での勉強をしておりましたので、勉学期間は延べで1年以上の長きに亘る事となりました。

 

元々の学習能力の乏しさに加え、年齢的なハンディ(?)もそれに輪を掛ける事となり、 それはそれは大変でしたが本当に運良く合格する事ができました。

 

合格が分かった時の喜びといったら、それこそ天にも昇る思いでしたが、それからしばらくすると別な思いにもかられるようになりました。

 

それはちょっと大げさに言えば、「資格の重み」のような事です。

 

晴れて資格は取れたものの、それにふさわしいような見識が果たして自分に備わっているのかどうかと言う事です。

 

答えは明白であり、勿論自分がそのような器であるはずもありません。

 

この資格は、資格を取ってからがそれにふさわしい自分になるためのスタートだ、と改めて考えるようになりました。

 

単なるアルコール飲料の次元をはるかに超えた、ワインの歴史的、文化的背景なども含めた素晴らしさをもっともっと理解できるようになれば、少しは自分の見識も高まる事になり、今以上にワインを楽しむ事もできるかもしれません。

 

私はワインを飲む事が大好きです。
また、ワインを知る事も大好きです。

 

そのためのスタート地点に立てた事は本当に幸せだと感じています。

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