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No.39 ワインアドバイザー(2009年合格)―T.N.

No.39 ワインアドバイザー(2009年合格)―T.N.

 

海外に職場のある自分にとって、何より大変だったのは試験日程と自らの勤務との兼ね合いであった。日本との往復の渡航を考えると試験の日だけ休みを取れば良いというわけにもいかず、ある程度まとまった日数を休まなければならない。繁忙期にもかかわらず快くスケジュールを調整してくれた同僚には感謝している。

 

 試験勉強といって、特別なことは何もしていない。市販の信頼できる参考書と、協会発行の教本とを繰り返し読み込み、ひとつでも多くの事柄を覚えようと努めた。巷には「これとこれを覚えれば、ここは省いても構わない」とする勉強方も紹介されているが、出題のされ方によっては『省いてしまった部分』が命取りになる。このことは過去問と取り組んでみればすぐに分かる。

 

 また、自分を信じることも大切だと感じる。二次試験のテイスティングは全く自信がなかったのだが、それまでやってきたことを思い出し、「大丈夫、できる」と、ひたすら自分に言い聞かせた。やみ雲と言えばそれまでだが、要らぬ迷いを振り切るという意味では良かったと思う。

 

 今、手許にはワインアドバイザーのバッジがある。当たり前の事だが、これを持っているというだけでは能力や実力が保証されることにはならない。このバッジがお客様にとり信頼の証となって初めて、身に付ける意味も生まれるものと思う。長い道のりだが、進む気概はあるつもりだ。

 

 最後になるが、合格は自分ひとりの力では決して成しえなかった。何かと協力してくれた同僚や友人、そして家族に心からの謝意を表す。

 

10611

某地のブドウ畑にて

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