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ワイン暦 シャルドネは土壌センサー

シャルドネは土壌センサー

 

長野県高山村の角藤農園の約10ヘクタールのぶどう畑に植えられたシャルドネは昨年秋も順調な仕上がりを見せていました。しかし、その収穫したぶどうは明らかに果皮の色や熟度に差があることが分かりました。特に、場所により酸度が低い場所と高い場所があり、その完熟し糖度は高いものの酸度が特に低い場所は、他の土地の土を入れた場所に集中しています。すなわち、山の土、それも表土ではなく、養分の全く無い地中深い部分の土を入れた場所は明らかに酸が抜けていました。角藤農園のぶどう畑は、なだらかな傾斜の扇状地に作られていますが、農作業をしやすくするために、畑のデコボコを無くする目的で土が入れられています。そして、その上は、山を削って確保した土で養分が全くありません。
収穫期の畑をながめると、ぶどうの果皮の色に土壌の特性が明確に現われ、土を入れた場所の地図を見ているようです。ぶどうの品質は土壌に大きく影響されるといわれていますが、まさにシャルドネは土壌センサーといえます。

高野 豊

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