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ワイン情報

No.8■25.July/2009
CIVP会長 「なぜブレンドはロゼとは認められないか」
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    EUは、欧州ワイン業界の競争力強化の一つとして、オーストラリアや
    南アフリカなどで広く行なわれている、赤ワインと白ワインをブレン
    ドしてロゼワインを造る手法を認める法案を準備していましたが、
    ロゼの大産地であるプロヴァンスが中心となって反対運動を行い、最
    終的にEUは、ブレンドによるロゼの認可を取りやめました。
    (詳細は、フランス食の広場 233号、237号をご覧ください)

    反対運動の中心となり尽力したプロヴァンスワイン委員会(CIVP)の
    J-J ブレバン会長(来日時は会長交代前)が来日。
    「なぜブレンドはロゼとは認められないか」について、わかりやすく
    しかし情熱的に説明しました。

     ●赤と白とをブレンドして造るのであれば、99%の白ワインに、濃
      い赤ワインを1%ブレンドすれば、見た目はロゼができます。
      しかしこの場合、味わいは99%を占めている白ワインです。

     ●かりに、99%フランス産の白ワインに、チリ産の濃い赤ワイン
      を1%加えても、ロゼ色のワインができます。それをフランス産の
      ロゼと言えるでしょうか!

      ・・・白ワイン99+赤ワイン1=見た目はロゼ、味は白

     ●問題は、このようなワインには、「ロゼのアイデンティティ」が
      ないことです。
      グルナッシュやシラー、ムールヴェードルといった黒ぶどうが、
      赤ワインとは異なる表情を見せてくれる、それがロゼの醍醐味
      のなのです。見た目だけがロゼ色であっても、何の楽しみもあ
      りません。

      ・・・ロゼのアイデンティティを守るために、ブレンド手法を
         認めるわけにはいかないのです。
「フランス食品振興会発行メールマガジンより引用http//www.franceshoku.com/


No.7■11.July/2009
OIV:2008年 世界のワイン産業の概況
La situation de la vitiviniculture mondiale en 2008(OIV)
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6月29日、クロアチアのザグレブで行なわれた第32回世界ぶどう・ワイン会議にて、OIVのカステルッチ事務局長が2008年の世界のワイン産業の概況についてのプレゼンテーションを行い、「国際的な危機は、世界のワイン産業部門をも容赦しない」との認識を示した。しかし、OIVの戦略の実施に関して加盟国が力強く協力していることを歓迎し、「危機に対処するためには、加盟国のかつてないほどの積極的な参加が必要である」などと述べた。

1.ぶどう畑の総面積:
   2008年の世界のぶどう畑の総面積は、07年より1万7千ha減少して774万haとなった。
   上位三カ国はスペイン(117万ha、15%)、フランス(85万ha、11%)、イタリア(84万ha、10.8%)。
    *()内の%は、全体に対するシェア
2.世界のワイン生産量:
   2008年の世界のワイン生産量は、07年より40万hlとやや減少して約2億6,900万hlとなった。
   上位三カ国はイタリア(4,860万hl、18.1%)、フランス(4,140万hl、15.4%)、スペイン(3,460万hl、12.9%)。
    *()内の%は、全体に対するシェア
3.世界のワイン消費量
   2008年の世界のワイン消費量は、07年より240万hl減少して約2億4,490万hlとなった。
   上位三カ国はフランス(3,180万hl、13.0%)、アメリカ(2,850万hl、11.6%)、イタリア(2,600万hl、10.6%)。
    *()内の%は、全体に対するシェア
4.ワイン輸入量
   2008年の世界のワイン輸入量は、07年より140万hlとやや減少して約8,360万hlとなった。
   輸入元上位三カ国はドイツ(1,370万hl、16.4%)、イギリス(1,190万hl14.2%)、アメリカ(825万hl、9.9%)。
    *()内の%は、全体に対するシェア
5.ワイン輸出量
   2008年の世界のワイン輸出量は、07年より40万hlとやや減少して約8,900万hlとなった。
   輸出元上位三カ国はイタリア(1,720万hl、19.3%)、スペイン(1,650万hl、18.5%)、フランス(1,370万hl、15.4%)。
    *()内の%は、全体に対するシェア
「フランス食品振興会発行メールマガジンより引用http//www.franceshoku.com/


No.6■27.Jun/2009
中国企業がボルドーのシャトーを買収
Une holding chinoise prend le controle d'un vignoble bordelais, a Fronsac
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中国企業のHongKong A and A International 社が、ボルドーのシャトー・リシュリュー(フロンサック)の株式の過半数を取得した。
仲介にあたったフランスのMK Finance社が明らかにした。買収金額は公表されていない。
シャトー・リシュリューは、17世紀、リシュリュー枢機卿とその一族が取得したもの。
4年前から、経営者であるオランダ人のArjen Pen氏など17名が株主となっていた。生産量の90%を輸出している。
「中国におけるフランスワイン、特にボルドーのグラン・クリュへの需要増に応えるため、シャトー・リシュリューはアジアのパートナーと組むことを選択した」とMK Finance社は述べている。
HongKong A and A Internationalは、ゴルフや不動産、高級服飾を専門としており、シャトー・リシュリューのアジア市場を担当する。
2008年のボルドーワインの中国への輸出量は69,000ヘクトリットルで対前年60%増と急成長、金額ベースでは19%増の5,300万ユーロであった。
中国企業によるボルドーのシャトー買収は、昨年1月のLonghai international tradingによるシャトー・ラトゥール・ラギュン(ボルドー、ボルドー・シュペリウール)に続き2件目となった。
(agrisalon.com,6/21;sud-ouest,6/22)
「フランス食品振興会発行メールマガジンより引用http//www.franceshoku.com/


No.5■12.May/2009
ヴァン・ド・ペイ・ドックがIGPに(ヴァン・ド・ペイ・ドック生産者組合)
les Vins de Pays d’Oc deviendront IGP (Syndicat des Producteurs de vin de pays d'Oc)
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昨年採択されたEUの新しいワイン共通市場制度(OCM)と、2008年12月11日のヴァン・ド・ペイ・ドック生産者組合総会での採択に基き、2009年8月1日より、ヴァン・ド・ペイ・ドックは、IGP(Indication Geographique Protegee;地理的表示保護)となる。

これに伴い、名称を、2009年8月1日より、「ペイ・ドック(Pays d'Oc))」と一新することとする。2009年ヴィンテージより適用する。
このため、09年ヴィンテージから、ラベルには以下の3項目が表記される。
 (1) 品種名 
 (2)「Pays d'Oc」
 (3)「Indication Geographique Protegee」
     (英語表記の場合は、Protected Geographical Indication)

なお、旧在庫を販売する期間を考慮し、2010年12月31日までは移行期間としてこれまでの「ヴァン・ド・ペイ・ドック」の名称の使用も許可される。

フランスの品種名ワインのリーダーであるヴァン・ド・ペイ・ドックにとり、原産地と結びついた、高品質の品種名ワインというイメージを強化する理想的な機会である。
このため、今後策定する管理計画は、「ペイ・ドック」のワインの品質のダイナミズムを保証するものとし、仕様書は、「ペイ・ドック」の創造性と多様性を強化するものとする。
また、大規模小売店の販売棚では、「ラングドック・ルーシヨン」という一つの棚で、AOCワインと「ペイ・ドック」を並べるなど、地域全体の総合的な付加価値を活用していくこととし、今回のOCM改革が生み出す活力を、大いに利用していきたい。
(ヴァン・ド・ペイ・ドック 生産者組合 4/17付プレスリリース)

-----[背景説明]-------------------------------------------------------
EUの閣僚理事会は08年4月29日、ワインの共通市場制度(OCM)の抜本改革案を正
式に採択した。この中で、EUレベルでのワインの品質分類について、これまで
の指定地域優良ワイン(VQPRD)と日常消費用ワイン(Vin de Table)という分類
を廃止し、地理的表示付きワイン(AOPとIGP)と、地理的表示のないワインとい
う分類に変更された。(フランス食の広場185号参照)

これに伴い、フランスも08年5月29日に「フランスのワイン産業の改革5カ年
計画」を発表。この中で、これまで4階層(AOC、VDQS、ヴァン・ド・ペイ、ヴ
ァン・ド・ターブル)に分かれていたフランスワインの品質分類について、EU
の新たなOCMに則った3階層(AOP(AOC)、IGP、地理的表示のないワイン)に変更
することとなった。また、ヴァン・ド・ペイはViniflhorの管轄であったが、
IGPは、AOCと同じくINAOの管轄となる。(フランス食の広場190号参照)
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「フランス食品振興会発行メールマガジンより引用http//www.franceshoku.com/


No.4■27.March/2009
サン・テミリオン:06年の格付け取り消し決定
Annulation du classement de Saint-Emilion
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ボルドー行政控訴院は16日、2006年のサン・テミリオンの格付けの取り消しを確認する判決を下した。1954年に制定されたサン・テミリオンの格付けは、10年ごとに見直されることとなっており、06年に新しい格付けが発表された。
しかし、この格付けの選考から漏れた一部の生産者らが、選考委員会の公平性を疑問視し、ボルドー行政地方裁判所に訴えを起こした。これに対し、08年7月1日、ボルドーの行政地方裁判所は06年の格付けの取り消しを言い渡した。
格付け不在の異常事態を救済するため、上院は、06年から09年のヴィンテージについて、新しい格付けが再び制定されていなければ、1996年11月8日付けアレテ(省令)で制定され、06年まで有効であった格付けを適用することを可決した。
しかし06年の格付けで昇格となった8軒のシャトーは、96年の格付けを復活させるというこの決定により格付けの明記をラベルに記載できないこととなり、このうちの1軒のシャトーに、農水省、INAO(国立原産地・品質研究所)などが加わり、08年7月の判決(格付け取り消し)の再審を求め、上級審であるボルドー行政控訴院に訴えていた。
原告団が最高審の国務院に控訴するかどうかは、まだ決定していない。一方、新しい格付け制定への準備もまったく始まっておらず、今回の判決に、サン・テミリオンの生産者は当惑しているようだ。
(AFP,3/17.Reuters,3/16,La journee vinicole,3/17.Vitisphere,3/18)
 
「フランス食品振興会発行メールマガジンより引用http//www.franceshoku.com/




No.3■10.March/2009

「クリュ・ブルジョワ」の新たな出発
 En Medoc, la nouvelle vie des crus bourgeois

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 2003年6月に発表されたクリュ・ブルジョワの格付けが、選出から漏れた生産者の審査の正当性に関する訴えに基き、07年2月27日、ボルドーの行政裁判所の判断により無効となってから2年が経過する。このほど、メドックのクリュ・ブルジョワ連盟は、2010年に流通する08年ヴィンテージから、世界的に認証事業を展開するビューロー・ベリタス(本社:フランス)*1が毎年、官能検査を実施することにより、「クリュ・ブルジョワ」の名称を復活させると発表した。「クリュ・ブルジョワ」の名称は、これまでのような格付けとして公法に属するのではなく、今後は「クリュ・ブルジョワ」認証として私法に属することとなる。
 官能検査では第三者のテイスターらがブラインド審査を行うこととなっており07年ヴィンテージを例に、審査員の間で基準などを確認しあうワークショップがすでに実施されている。ビューロー・ベリタスはワイン業界への初めての参入となる。なお07年ヴィンテージについては、競争・消費・不正行為抑止総局(DGCCRF)の合意を得て、例外措置として、06年ヴィンテージと同じように「クリュ・ブルジョワ」の名称を付けて販売される。 (Sud-ouest,2/17,agrilasalon.com,2/26; journee vinicole,2/27)
 「フランス食品振興会発行メールマガジンより引用http//www.franceshoku.com/



No.2■30.January/2009
ノマコルク(合成コルク)が、コルクを通した酸素透過が瓶詰め後のワインに与える影響について大々的に研究
 Nomacorc annonce les premiers resultats de ses recherches
 sur la gestion de l’oxygene dans le vin menees par l’INRA
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 合成コルクで世界一位のノマコルク社(本社:アメリカ)が、フランスのINRA(国立農業研究所)とともに、グルナッシュ種の赤とロゼワインについて、コルクを通した酸素透過が瓶詰め後のワインに与える影響についての研究を行い、このほど最初の結果を発表した。
 これによると、ワインの熟成には、酸素管理とコルク栓の選択が重要であることが確認された。またこの研究では、瓶詰め時に瓶内に入る酸素量と、コルク栓の酸素透過量が初めて厳密に計測された。コルク栓を通した酸素透過度が、醸造中のその他の方法での酸素との接触よりも、ワインの熟成に、より重要な影響をもたらすであろうことも確認された。
 この研究は18ヶ月間続けられ、ワインの熟成に最適な酸素透過度や、酸素量の減少とポリフェノール類の増加の関係などもあわせて研究される。ノマコルク社では同様の研究を、オーストラリアのオーストラリアワイン研究所(AWRI)、アメリカのカリフォルニア大学デイヴィス校、ドイツのガイゼンハイム専門大学とも共同で進めており、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、シラー、リースリング種について実験を行い、今年中に結果をまとめる予定である。 「フランス食品振興会発行メールマガジンより引用http//www.franceshoku.com/




No.1■14.January/2009
モエ・ヘネシーがシャンパーニュのモントードン買収
Moet Hennessy acquiert la Maison de champagne Montaudon 
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 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトングループのワイン・スピリッツ部門であるモエ・ヘネシーは12月12日、シャンパーニュのモントードンの買収を発表した。買収金額は公開されていない。モエ・ヘネシーのナヴァール社長は、「この買収により、当社の高級ブランドのポートフォリオを補完するとともに、(原料ぶどうの)供給力を強化することができる」としている。
 モントードンは1891年設立の家族経営のシャンパーニュ・メゾンで、45ヘクタールの自社畑を所有している。La Tribune紙によれば、今回の買収によりモエ・ヘネシーは、シャンパーニュでの原料ぶどうの調達で、価格が変動しやすい独立農家からの購入に頼らず、自社でまかなえる割合を25%から28%程度に引き上げることができるという。(La Tribune,12/13;LVMH プレスリリース 12/12)

 「フランス食品振興会発行メールマガジンより引用http//www.franceshoku.com/

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