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泉田支部長ワイン道 其の六


第六章    飲食業と南東北支部の持つ可能性、Ⅲ

今でこそ飲食業から登場した素晴らしい経営者が何人も日本にはおりますが、今から10年近く前には私の周りだけかも知れませんが飲食業とは「水商売」と言われまるで社会的立場の低い職業のような表現をされていました。
現に私が18歳の時に初め総務(宿泊部署出身)の管理職の方から講義があったのですが、この人は「レベルの低いスタッフ達が多いから、宿泊部のスタッフまでホテルは水商売だと馬鹿にされるんだよ!」と言ってたのが忘れられません。現に宿泊部は大学卒業生が多くホテルの花形でありましたが、一応日本を代表するようなホテルの総務管理職のコメントとしては如何なものでしょう?但しこれが現実でした。
飲食業として一番怒りに震えたのが、私が26歳の時の事です。
この年は私にとって一番心の奥から止め処無い悲しみに覆われる時間の多い年でした。
なぜなら私の父が癌で亡くなったのです・・・・・
そしてその数日後、父の友人が私の勤めるレストランに来て真顔で言われたのです。
「智行はいつまでこんな水商売やってるんだ!もっとまともな仕事をしなさい!」
今思えば私の事を心配しての事とは思いますが、その当時は自分の仕事に自信を失いました。しかし、時代は変わり私も様々な成長を遂げ今では人前で胸を張って今の仕事が大好きであると言えますし、誇りを持っています。
しかし、地域柄東北にはまだ偏見のある人が多いのも事実で、特に女性が夜遅くまで働く事には何かと障害が多いように思えます。しかし、先日大阪の北新地のワインバーを数件廻った時に衝撃的でした。どのワインバーに伺っても、女性のソムリエやソムリエを目指す素敵な女性が多く、皆活き活きとしていました。今後は、ぜひ東北の地でも実現出来るよう色々と考えなければならない事でしょう。
最後になりますが、ワインは人々幸せにする本当に素晴らしい飲み物であり、そこに携わる仕事も大変素晴らしく楽しい職種であります。

まずはここまで読んで頂いた事に素直に感謝致します。
そして、人それぞれ異論、反論、あると思います。
さらに今、色々悩んでいる方も多いと思います。
そんな方はぜひ、私のお店に遊びに来て下さい。
まだまだ未熟者なので、気の利いた事は言えませんが、言う事、言って、気持はすっきりするかもしれませんよ!

言う事、言って、気持がすっきりしたのは私かも知れません。
本当にありがとうございました。

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