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2020年（令和2年）秋の叙勲・褒章において、当会の常務理事である谷宣英（株式会社ニュー・オータニ エグゼクティブシェフ・ソムリエ）が黄綬褒章を受章しましたのでお知らせします。
令和2年秋の褒章は、802名の方が受章（うち黄綬褒章は270名）。長年ソムリエとして職務に励み模範となる実績を持つことを称する。 例年11月に天皇陛下の拝謁並びに厚生労働省主催の伝達式を行っておりましたが、本年度は残念ながら実施されないこととなりました。11月10日（火）に当会田崎真也会長より賞状の代読と褒章の授与を行いました。この度の褒章受章は、協会にとりましても、また業界にとりましても非常に喜ばしい慶事でございます。
谷常務理事より受章のコメントを頂戴しました。
「この度は、黄綬褒章拝受の栄誉に浴し、身に余る光栄に存じます。
1969年に日本ソムリエ協会が発足した当時、日本に存在しなかった「ソムリエ」と言う職業を、幅広く周知・啓蒙された先輩方の長年に亘るひと方ならぬ御尽力の賜と感謝の念に堪えません。
ソムリエは物を生み出す職人ではありません。私共の職業が成り立つには、ワインや日本酒などの生産者と消費者のご助力が必要となります。
我々の職業をより魅力のあるものにして下さる生産者の方々への敬意と、ソムリエの提案を信頼して受け入れてくださる消費者の皆様への感謝を胸にこれまで歩んで参りました。
生産者の方から「ワインの美点をうまく表現してくれる」や、ゲストの方から「あなたが選ぶワインは私の好みに良く合う」と言って頂けることがソムリエとしての原動力になっています。
諸先輩方が切り拓いて下さった道をより堅固なものとするため、日本ソムリエ協会での活動及び後進の育成に貢献いたします。また激変する現代社会においても、より調和したソムリエ像を見いだし、業界の発展に寄与するべく精進する所存でございます。引き続き御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、謹んで受章の挨拶とさせて頂きます。」
