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樋口誠監事「卓越した技能者(現代の名工)」を受章

 

2019年11月11日(月)、厚生労働省による、卓越した技能者(現代の名工)の表彰式が、東京都新宿区のリーガロイヤルホテル東京で行われました。

一般社団法人日本ソムリエ協会の樋口誠監事が、飲食物調理及び接客サービスの職業部門の「卓越した技能者(現代の名工)」として厚生労働省より表彰されました。

受章、おめでとうございます!

 

 

技能功績の概要(被表彰者名簿より抜粋)

ソムリエの専門知識・技能に優れ、第2回全日本最優秀ソムリエコンクール準優勝など数々の入賞実績を持つ実力者である。現在は(一社)日本ソムリエ協会の監事を務め、協会の適正かつ健全な運営を指導監督している。一方、自身は大阪で老舗ワインバーのオーナーソムリエとして、日々ワインの普及及び飲食業界の振興に寄与しており、日本を代表する現役ソムリエとして活躍している。

卓越した技能者(現代の名工)とは

工業技術や伝統工芸、食品製造など、様々な分野で卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を表彰するものです。技能者の地位と技能水準の向上を図るため、また次の世代へ優れた人材の育成を導く者として精進することを目的としています。1967年に創設された制度で、今年で50回目を迎えます。技能者表彰審査委員による選考にて全国から149名が選出、表彰されました。

「卓越した技能者」表彰式

表彰式では、受賞者一人一人の名前が読み上げられ、加藤 勝信厚生労働大臣の代理として自見はなこ厚生労働大臣政務官が代表者に表彰状を手渡しました。

自見はなこ厚生労働大臣政務官は「今日表彰された方々は、それぞれの分野でまさに現代の名工と呼ぶにふさわし技能を高め、また現在の産業活動や国民生活に不可欠な製造方法を考案し実演されるなど産業の発展、技能者の地位の向上に多大なご貢献をされてこられました。 今日に至るまでの皆さまのご苦労、ご努力やご貢献に対して改めて心より敬意を表します。本日の栄誉は、日夜暖かく励まし合い支えあって来られたご家族や周囲の皆さまのお力添えあってのことでもあり、受賞者の皆さまに対しましても関係者の皆さまに対しましても心からお喜び申し上げます。 この卓越した技能者の表彰制度は、昭和42年に創設され今年で53回目を迎えました。 将来をになう優勝な技能者の確保、育成をすすめ、これまで培われた優れた技能を、次の世代に承継し、我が国産業の競争力向上、ひいては地域社会や経済の発展に役立てていくことが重要です。 現代の名工の皆さまの今後の活躍が、将来をになう若者のモノづくりや技能の道への第一歩を踏み出させ、若年技能者の向上に取り組む契機となります。 技能者の模範として後進の育成にあたっていただくことを期待します」と挨拶しました。

樋口監事は、「賞状を頂いた後でも「私で良いのか?」という問いが心に残っています。試験やコンクールと違い「個人以外」の援護あってのことです。特別な能力がない私が選ばれた事で不満な方もいるでしょう。そういう方たちに納得して頂ける様、精進しなさいと神様が言っているんですね。会員の皆様、どうもありがとうございました。」と感想を述べられました。

 

  • 樋口 誠 (ひぐちまこと)
    ダイニング ウィズ ワイン そむりえ亭 オーナーソムリエ
    1958年生まれ
    1991年 第1回カリフォルニアワインソムリエコンテスト フィナリスト 1992年 第2回カリフォルニアワインエグゼクティブソムリエコンクール 準優勝
    1996年 第3回フランスワイン&スピリッツ全国ソムリエ最高技術賞コンクールフィナリスト 1998年 第2回全日本最優秀ソムリエコンクール 準優勝
    2005年 シャンパーニュの騎士団シュヴァリエ
    2009年 なにわの名工(大阪府知事表彰)
    2016年 一般社団法人日本ソムリエ協会 監事
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