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欧州ビジネス協会(EBC)酒類委員会事務局より、 ワインのトレーサビリティ(生産の履歴管理)について

2016年度呼称資格認定試験 二次試験通過者速報│一般社団法人日本ソムリエ協会

 

製造ロット番号削除品にご注意

 

EBC 酒類委員会事務局

 

欧州ビジネス協会(EBC)酒類委員会(委員長 ジェイムズ・ペイトン)では、製造ロット番号削除品(トレーサビリティ)に関する活動を2010年より継続して行っております。
2014年9月に国税庁が8つの酒類業界団体向けに発出した通達において「製品の製造の時期及び場所を特定するための番号(ロット番号)は、食品の安全性の観点から、問題がある食品(問題食品)の早期の特定、排除に役立つほか、問題食品の回収の範囲を限定することができるなど有用な情報であること等から、諸外国においては多くの国がその表示を義務付けている」と、改めて確認する一方、「ロット番号が削除等された輸入酒類が国内で流通している事例が散見されており、こうした自体は消費者の酒類に対する信頼性に疑念を与える可能性があり、望ましくないものと考える」と、懸念を表明しています。全ての酒類業界関係者向けに、ロット番号削除品を取り扱わないことで一致するよう依頼すべく、この通達を出したことは、重要な前進ではありましたが、残念なことに、通達後2年経った今でも削除品が流通しています。EUのワイン及びスピリッツ輸入者は、EU Directive 89/396/EECの規定に基づき、日本において製品をマーケティング及び販売する際には、ロット番号を貼付しきちんと表示されているかを確認しています。我々は今後も、よりよい消費者安全のため、市場をモニターしリードして参ります。日本ソムリエ協会の皆様を初めとする、飲食サービスや酒類に関係する皆様の引き続きのご理解・ご協力をいただければ幸いです。

 

EBC とは:

欧州ビジネス協会(EBC)は欧州16ヶ国の在日商工会議所・ビジネス協会にとっての通商政策部門であり、1972年に設立されて以来、在日欧州企業にとっての通商・投資環境の改善を目指し、活動。EBCの会員は法人と個人を合わせ現在約 2,500。会員企業の役員約400人が、EBCの28の産業別委員会に直接参加。

連絡先: 欧州ビジネス協会(EBC) ビョーン・コングスタード

電話: 03-3263 6224 Eメール: bkongstad@ebc-jp.com

 

製造ロット番号削除例

 

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